大分、国東半島芸術祭へ

国東と書いて、「くにさき」と読む。
いつも「くにとう」?、「くなしり」?だとか読み方が分からなくなっていたのだが、この度、訪れてみてはっきりと名前を記憶する事ができた。
地名は一旦訪れると、その場所と名前がはっきりと一致するようになる。
不思議なものである。

 さて、その国東で2012年~2014年にかけて開催された『国東半島芸術祭』、現在は恒久作品が6つほど残っており、今回はその2つを見に行ってきた。

 今回はこちらの芸術祭の主催でもある、BEPPU PROJECTの方がプライベート的に知り合いを案内する際に、車の席が1つ空いているという事で、特別に私も便乗させて頂きました。
因みにBEEPU PROJECTの方はこの日の前日、長坂有希さんのアーティストトークで知り合ったばかりで、この日お会いするのが2回目、というのにも関わらず、気さくに車に乗せていただきました。

別府市内から車で走る事1時間半ほど、まずは今回最初の作品、宮島達男さんの成仏プロジェクト 『Hundred Life Houses』へ。

宮島さんと言えば、デジタルカウンターのイメージ。今回も巨大な1つの巨大岩壁(高さ約16m、幅約30m)にデジタルカウンターで現代の磨崖仏というべきものを制作し、実に圧巻!な作品でした。

青、黄、赤のデジタルカウンターが、0~9までの数値で、始まりも終わりもなく永遠に繰り返すー輪廻転生を思い起こさせるとても素敵な作品でした。



 続いて訪れたのは、千燈地区のイギリスの作家・アントニー・ゴームリー氏の千燈プロジェクト『ANOTHER TIME XX』。
ここは国東半島の伝説的な僧、仁聞菩薩(にんもんぼさつ)が、この地で修行しお寺を開き、最後入滅したと伝えられる場所。

ここはアニミズム的なものや神道や仏教ー神仏習合-つまりは様々な信仰が混ざり、土地としてはとても重要とでも言うか、スーパーパワースポット的な場所である。
ここにゴームリー氏自身の全身の型を石膏で取り、最終的にそれを鉄製で仕上げ、その像が瀬戸内-真東の方角-を向いて佇んでいる、なんだか、そんな様々な信仰が入り交ざった地に自身の像を置くなんて、彼自身、悠久の時を常に体現し続けているような作品でとても良かった。

 この作品を見に行くには不動山頂近く(近くと言うかほぼほぼ山頂)まで歩いて行かなければならず、軽いトレッキングである。

しかし、登っていく途中にも見所が沢山あり、旧千燈寺跡の今や門前の対になった仁王像しか残されていない朽ち果てたお寺の姿や、千塔寺奥の院に寄りながら山を登って行くことになり、まさに体でこの山自体を感じながら、最後、ゴームリーの作品に出会う事ができる。

山頂のゴームリーの作品の場所からはこの日は素晴らしい眺めで、遠く四国まで見渡す事ができました。

旧千塔寺跡に残る仁王像

 

すごく何かを感じた、奥の院

 

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