金沢、朝の散策~石引エリアから武家屋敷跡界隈

 昨年の旅に引き続いての早起き - 金沢の町は朝の散策に向いている、と私は密かに思っている。

 この日も6時AMに起床し、昨日歩いていて気持ち良かった(地図に載っていない)鈴木大拙館までの小径を歩き、大拙館を外からしばし眺めたりしてのんびり過ごす。朝はやはり人もあまり歩いておらず、静かであるし、すっかり気に入ってしまった大拙館。ここはまた金沢に来る機会があったら是非訪れたい場所である。

 大拙館の正面入り口を過ぎ左手に折れると何やら魅力的な坂道(大乗寺坂)が - このまま上っていけば石引町まで行けそうである。

 石引は出発する前に知人が教えたくれた場所でここには皆川明氏のミナ ペルホネン金沢店がある場所だ。当然、今行っても閉まっているが、この辺りは前回訪れなかったので、行ってみて散策してみる事にした。

 坂の途中からは金沢の町が一望でき、金沢は訪れるまであまり坂や台地のイメージがなかったけど、改めて断崖に立っている町なのだなぁと思ったり。

 石引エリアに到着したはいいもののどの辺りが中心地というか、見所なのかよく分からず、あれ?結局何処に行けばいいんだろうと暫し彷徨う・・・

 と、メインストリートを歩いていると金沢大学病院前に出て、そこに何やら遺構らしきものを発見。後で調べて分かったんだが、どうやらこの遺構は辰巳用水を引き込んでいる石引の広見というものでした。が、この時は水は枯れた状態でした。

 そもそも石引とは、金沢城の石垣を作る際に必要な石材を運び込むようにと運搬専用で作られた道らしい。そう言われてみると坂を上がったこの辺り、金沢城がある台地と同じ位の高さにある町だな、というのを再認識。

 結局のところ、事前にロクに下調べもしておらず来てしまったものなので(私はいつもそうなのですが。)、どの辺りに何があるのか皆目分からず、まぁ兎に角この辺りまで散策したので、よしとしよう、そしてこれ以上歩いて行くと宿まで戻れなくなると思い、一旦道を折れ宿まで戻ることに。

 しかし、思った以上に歩いていたらしく、そして段々と日も照ってきて(この日は今回の旅の中で1番の快晴!)、歩くのがしんどくなってきた・・・
 バスに乗ろうと思ったが、歩いている場所がマイナーというか、中途半端なところを歩いていたらしく宿の近くまで行くバスがない、、、仕方がないので、地図で確認して、犀川大通りと言うこれまた直線の道を目指す事に - この大通りを真っ直ぐに行くと宿近くのメイン通りに出られる。

 犀川大通りに出て暫く歩いていると、、助かった!バス停を発見

 バス停の名前は何と「思案橋」

 思案橋と言えば、長崎の遊郭・丸山まで掛かっていた橋と同じ名前。因みに長崎の思案橋の名前の由来は遊郭に行くのにどうしよう、、と思案して渡った事から付いた名前 -行こか戻ろか思案橋 -で、更にその先に「思切橋」と言うのが掛かっていたという。「思案橋」と「思切橋」なんて洒落てますね。
(残念ながら両橋とも今は残っておらず、思案橋だけ電車の停留所や地域の名前として残っているのみ。)
 
 で、金沢の思案橋、こちらも同じような名前の由来があるのでしょうかね。ちょっと離れているけど、この先に、にし茶屋街があるので、そこへ行くのに思案したとこ?しかし、それにしてもちょっと距離的に離れすぎているので思案するのは早すぎる気も、、、金沢の人は心配性な人達だったのか?、それとも他に何か思案するべきものがこの近くにあったのか? - などと空想しているとあっと言う間にバスは宿の近くの香林坊に到着。

 さて、前回も訪れた武家屋敷跡界隈ですが、こちらとても良かったでまた散策する事にしました。しかし、新幹線の時間があるので、今回は割りとサクサクと回る事に。

 水路が流れる街並みは私はとっても好きで、ここはやはり歩いているだけで楽しい。

 ここ最近雨が多かったせいか、水路にはかなりの水が流れており、しかし、その流れの音を聞きながらの散策は実に風流だなぁと悠久の時に想いを馳せてみたり。

 これから新幹線に乗ると言うタイミングで、かなりの快晴に。曇りがちな北陸の旅でしたが、やはり北陸の町は曇り空が似合う、と言う事だったのでしょうか。

 それにしても金沢は新幹線開通のお陰か距離的にと言うよりも心理的にぐっと近くに感じられる街になったのでまた訪れたいですね。

 新幹線の車窓から見える糸魚川の街並み - すっきりと高さが揃った日本家屋の街並みに遠く日本海を望む - この景色が本当に素敵でいつもうっとりと。

 糸魚川、ここもいつか訪れてみたい町の1つです。

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