横尾忠則現代美術館にて「横尾忠則の緊急事態宣言」

 以前から気になっていた神戸市灘区にある横尾忠則現代美術館を訪れてきた。今回は昨今話題のGOTOで。実のところ関西方面には特に行こうと思っていた訳でもなかったのだが、安さに釣られて、、という訳での旅行になった。

 しかし今回は秋の季節、京都をメインにプランを考えたので新幹線+ホテルのプラン、なので新幹線は京都止まり(個人で手配するなら新神戸まで新幹線を手配するところだが、パック旅行だから仕方がない)。
 
 本来なら現地に着いて何か現地らしいものを食す、、という感じになるのだが、今回は乗り換えの時間もあり、時間節約の為、滅多に買わない駅弁を買っての旅。駅弁なんて台湾で食べて以来かもしれない。

 買った弁当はその名も「東海道新幹線弁当」。富士山を眺めながら東海道新幹線沿線グルメを食すというのもなかなかよかった。

 12時15分京都着。が、ここから大阪をすっ飛ばして一気に神戸までの乗り換え。何処で乗り換えるかよく分からず駅員に聞いて、改札抜けて新幹線の切符を取り忘れたりと色々ありましたが、無事、乗り換えホームの到着、、そこで目にしたのはSHINOBI-TRAIN。かっこいい!
 伊賀か甲賀まで走っている電車でしょうか。そんな気になるSHINOBI-TRAINを横目に見ながら、灘まで電車に揺られて1時間の旅。

 1時間後、無事JR灘駅に到着。街中はすっかり紅葉めいている。この分だと京都の紅葉も期待できそうだ。関西の町を歩いているといつも思うのは、やはり他の町に比べると何となしに町の作りが独特、ということ
 地方に出かけても最近はどこも似たような作りが多い中でも関西の街並みというか、道路の作りってのはやはりどこか独特のものがある、と感じるのは私だけでしょうか。

 駅からテクテク歩いて10分ほどで横尾忠則現代美術館に到着。目の前に素敵なオレンジ色のレンガ造りの教会を発見、と思いきや後で調べてみたらこちら、神戸文学館でした。こちらにもちょっとばかし立ち寄ってみてればよかった。。

 今回の展示はずばり「横尾忠則の緊急事態宣言」。正に今の時流に関する時事ネタ的で、そして流石は横尾忠則氏と思わせてくれるクスっと笑わせてくれる作品 - これまでの作品や新聞などのビジュアルにマスクや口腔のイメージをコラージュする作品 - が会場内に散りばめられており、とても楽しめた。

 余談だが、館内でいきなり元長野県知事さんに遭遇。今回のメインビジュアル - これは会場内で知ったのだが、アンリ・ルソーの<眠るジプシー女>のパロディで、オリジナル作品は眠るジプシー女にライオンが寄り添っているとても静寂さを感じさせる作品なのだが、横尾氏のこの作品はライオンが眠るジプシー女に襲い掛かっているという・・・横尾氏らしい作品だ - の前で元県知事さん自身が立ってライオンに襲われているかのようなポーズを取ったりととても楽しんでおられるようでした。というより、横尾忠則氏のファンだったのですね!

 しなやかに、ですね!

 この美術館もやはり横尾忠則氏の作品の為に設えられた空間 - その為もあってか、やはり館内にはとてもいい空気が流れており、作品を歩いて回ったり、中の椅子に座って回りを見回したりとずっと長く居られる空間でした。 - 個人的には青森県立美術館のシャガールの部屋に居た時のような心地よさを感じました。


 館内は1階がチケット売り場とミュージアムショップ、そして2階と3階が展示室になっており、4階にはアーカイブ室があったのだが、こちらは現在閉鎖中でした。

 やはり横尾忠則氏はとっても楽しい人で、どの作品も素晴らしかった。美術館4階にはちょっとした休憩スペースがあり、そこから眺める山手の景色を眺め、今更ながら「あ~、実に久し振りに - 神戸は14年ぶりだ - 神戸にやって来たんだなぁ」とそんな事を思った。

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