多摩川の空、日々の写真

 相も変わらず、コロナウィルスによる感染者の数は減る事もなく、私も日々、家で仕事して、たまに自転車乗ったりの日々。大体いつも行くところは多摩川周辺で、目的地に到着したら取り敢えずパシャリと1枚。ほぼほぼ定点写真的になってしまっているのだが、日々、空は違った顔を見せてくれるので同じような場所から撮った写真でも見比べてみるとそれなりに面白い。

 ところでそんな事を書いてて思い出したけど、定点写真の映画と言えば -「スモーク」と言う映画がある。タバコ店を経営する主人公がとある出来事をきっかけにカメラを手に入れ、そのカメラでお店の前の何て事ない情景を日々定点撮影する。そして、タバコ店を訪れる人々との会話によって映画は進行して行く
 - とここまで聞けば何て事ない作品のようだけど、この映画は何と言ってもラストシーンが素晴らしい。ラストの部分だけポール・オースターの「クリスマス」と言う短編小説の映画化、になっている訳でもあるが、このラストが実に面白く私の好きな映画の1つでもある。因みにラストシーンが素晴らしい映画と言えば、他には「スパニッシュ・アパートメント」とか。
 好きな映画の話とか友達と割りとする事あるけど、ラストシーンが好きな映画、とかちょっと捻った切り口で攻めるのも面白いかもしれない。

 最近はしかし、何処へ出掛けるでも自転車に乗る事が多く、先日は六本木まで自転車で行って来た。距離的にはその前に行った代々木公園より近いと思うのだが、いかんせんやはりあの辺りは坂が多くてくたくたに。
しかし、久々にお店で美味しいお蕎麦なんかも頂いてご満悦でした。


 二子玉川まで行った時の事。河原で写真を撮っていたら、小学4,5年生位で虫かごと網を携えた少年におもむろに「何を~撮ってんの?」と聞かれた。川とか風景だよ、と答えて撮った写真を見せたけど、あまり興味を示さなかった。写真にはまだ興味がないのか、この良さが分かるのはもうちょっと先かもしれない。
 お返しに私も「何取ったの?」と聞いたら、「エビと~、カニと~、アメンボ!」と随分沢山、そして多摩川にはそんなに沢山の生き物が居るのだと改めて知り、実に豊かだなぁと思ったり。聞くと取った生き物は特に家で飼う訳でもなく全て逃がしているそうだ。
 「じゃぁ、また」と言って別れた後に、思い出したかのように彼は振り向いて、「あ、バッタも取ったよ!、じゃーね!」と言って駆けて行った。

 雨が多い日々だけど、夏は確実に近づいているようです。

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