日本一海が近い駅・島原 大三東駅へ

 夏の帰省 - 今年は特に色々と出掛けたりはしなかったのだが、お墓参りは毎年欠かせず、その帰り長崎市のお隣の諫早に行ったついで、島原まで足を延ばしてきた。

 目指すは日本一海が近い駅と言われる大三東(おおみさき)駅だ。「東」を「さき」と読ませるのは、大分の国東(くにさき)もそうだけど、この2つの土地、何か関係性でもあるのだろうか。

 車は島原半島を時計回りするように(時計で言うと)11時辺りをひた走る。途中、全身黄色い一両編成の島原鉄道が車のすぐ側を走り抜けてゆく。深い緑色の田んぼに映え実に鮮やかだ。

 長崎で生まれ育った私であるが、島原は全く縁のない土地で、これまでも訪れたというよりもどちらかと言うと通り過ぎる事が多かった。通り過ぎて何処に行くかと言うと・・・海を挟んだその先には熊本があり、大体がいつも熊本に行くにはフェリーを利用していたので、島原は通過のみ、という事ばかりであった。しかも、長崎市から行くとなると島原半島の下側を通って行く事にもなり、半島の上側を車で走るのは、何と今回が初めてであった。そーか、高校サッカーで有名な国見はこの辺り(半島の丁度上辺り)にあったのかと今更ながらに知りました。

 さて、またまた時計での説明になってしまうが、島原半島の丁度2時辺りに位置するのが目的地の大三東駅 - 海に近いのもそうですが、幸せの~で有名な駅ですね。訪れるのは我々家族位?に思っていましたが意外や意外にも沢山の人達で賑わっていて驚きました。(後で分かった事ですが)丁度数分後に電車が来る時間帯で、その乗客の方々も居たようです。

 なるほど、確かに海に近い!以前訪れた愛媛の下灘駅も相当海に近かったけど、あちらの駅はホームの向こう側に車道があって車が走っていたけれど、ここ大三東駅はホームの隣、そこはもう海、でした。この海(有明海)の向こう側はもう熊本 - 遠くに見える山々は阿蘇の山並みなのか。

 アニメーションにはあまり詳しくない私なので、よく知りませんでしたがホームの案内板には何やら神代みさきの名前が。この方は誰何だろうか。島原鉄道の宣伝キャラクター?か何かでしょうか。それにしても海をバックにこの案内板も実に映えています。

 黄色いハンカチに書かれた「いい夏になりますように」というメッセージ、シンプルだけど正にその通りと何だか妙に同意してしまった。私の夏もいい夏になりますように。そして、やはり他には家族の健康の事や世界平和へのメッセージも。これらの想い、全て届くとよいですね。

 因みにこれらハンカチに書かれたメッセージは一定期間ここに掲示された後は神社に奉納し、ご祈願してくれるそうです。ついでに言うとハンカチは1枚500円で駅のホームのがちゃがちゃにて販売しておりました。

 これだけ黄色いハンカチを見ているとこちらまで自然と幸せな気持ちに。そして最後は諫早行きの黄色い電車も現れて幸せ倍増、大・大満足の大三東駅訪問でした。帰りは結局また時計回りに島原半島を走り、結局、島原半島をぐるっと一周。

 次回は、(まだ訪れた事のない)島原市の町中散策なんていいかもしれない。いつかまた訪れてみよう、そんなドライブでした。

Leave A Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA