長崎、東彼杵のレトロな木舎駅 千綿駅へ

 今年の夏も長崎へ

 今回は特に台風や大雨の影響も受ける事なく、順調なフライト。今回の旅のお供は三浦綾子さんの「光あるうちに」 ー 自身の半生を綴った「道ありき」3部作のいよいよ完結版だ。

 到着後、長崎は快晴 ー 海が近いのもあるのか、もわっとしたような暑さはないが、やはり暑いことは暑い・・・。

 今回も同じタイミングで長崎に来ている甥っ子のたっての希望で、ふぐを食べてみたいという事で、家族みんなでふぐ料理屋さんへ。私もふぐなんて居酒屋とかで唐揚げでしか食べた事なかったかも。

 という事でふぐコース、こんな感じで美味しく頂いてきました。きっと甥っ子も満足した事でしょう。

  お店の入り口に掛かるめがね橋をデザインした暖簾も素敵でした。

 翌日は車を借りて家族みんなでお墓参りへ。折角車があるという事で、お墓参りの後はちょっと足を伸ばし、長崎市内から北上し、大村湾沿いを走り東彼杵へ ー ここにはレトロな木舎駅の千綿駅があり、ホームのすぐ向こう側は海!という絶景ロケーション。

 1時間に1本という少ないながらもタイミングよく佐世保行きの電車がやって来た。

 ここから車掌さんも乗り込むらしく、海の向こう側を指さしてイルカ(スナメリ)が居ると教えてくれたので目を凝らして見てみたが、うーむ、それらしき姿はあるようなないような。。がとっても親切な笑顔が素敵な車掌さんでした。

 駅舎内には以前はカレー屋さんが入っていたようだが、今はお花屋さんになっていました。ここでカレーも食べてみたかった。それにしても海の側でのお花屋さん、ここで働いている人は毎日、海と花に囲まれて過ごしているのかと思うと羨ましい。

 この後「おおむら夢ファーム・シュシュ」に寄って、お茶して帰路へ。ここはソフトクリームが有名らしく、殆どのお客さんがソフトクリームを食べていました。
 

 高台から見える大村湾の景色も素晴らしい。

 帰る途中にちょっとだけ、大村空港の橋の側にある「ガラスの砂浜」へ。大村空港は人口の島に浮かぶ空港なのだが、飛行機着陸後、市内までのバスに乗ると当然ながら橋を渡ることになる。橋を渡る際に両サイドに広がる海はなかなかの絶景だ。

 空港から橋を渡りきった右手に砂浜があり以前から気になっていたのだが、今回やっと行くことができた。ここは水質改善のために廃ガラスを再生して造成した砂浜だということも知る。

 そして、その橋の袂にはこちらもバスの中からいつも一瞬だけ見えていた「天正遣欧少年使節」の少年たちの像も。やっと間近で見ることができました。


 いつもバスで通る度にこの砂浜にはそれなりに人が居て、みんなどうやって来ているのか?地元の人たちなのか?空港に行く前に立ち寄った人たちなのか?と疑問に思っていたのだが、この日も夕暮れ時の散歩を楽しんだり、踊りながら動画撮影している人たちを沢山見かけることができた。

 天正遣欧少年使節の少年たちが指差す先を眺めると、正に彼らが向かった西の方角へ、今、太陽が沈もうとしていた。シルエットになった彼らの姿はそれなりに勇ましい姿であり、この像はこの時間帯に背後から眺めるとまた違った表情を見せてくれることが分かった。