河津桜2022、今年はカモの親子も

  今年の冬は後半になるにつれ寒さの勢いを増すとでも言おうか、なかなか終わらない冬とでも言おうか、例年に比べ随分と長かった冬のような気がする。


 一応毎年2月に欠かさず撮影していた早咲きの桜 - 河津桜 - 今年は寒さにかまけて撮影に出掛けるのを逃しつつもあり諦めかけていたところであったけど、他の人がネットにあげる情報などでは3月に入ってからようやく満開に・・・という情報が流れてきたりもし、場所によって咲くタイミングも違うでもあろうが、私がいつも行く撮影スポットはどうだろう?と急に気になりだし3月の第一土曜の5日、出掛けてきた。

 いつもは2月中旬頃(遅くても下旬)には満開になっている。向こうも向こう(河津桜の事)で自然なのだから、私が撮影に行ったタイミングで丁度満開になってくれているとは限らない。毎年ここがなかなか難しいところである。

 しかし、今年は寒かったし、もしかして丁度いいタイミングでは・・・と自転車を走らせ到着してみると。。

 梅はちらほら咲いている。で、河津桜はというと、何ともう!散ってしてまっているではないか。

 やはり来るのが遅かったと思い、ひとまず自転車を止め、ぶらっと歩きながら少しでも撮影して帰ろうと思い木々に近づきよくよく見てみると、散っているのではなくまだ咲いていなかった。正確に言うと場所にも寄るが5分咲き、7分咲き、と言ったところであろうか。

 3月になってから少しは暖かくなったし、まだ完全に咲いていないとは考えにも及ばなかった。

 遠くから見ると散ったように見えていたのは蕾であった。こうして見てみると咲いている花と蕾とのコントラストがなかなか良い。

 私と同じようにぶらっと撮り歩いている人が居たので、「まだ全然咲いてないですね」なんて話しかけると、その方が「道を挟んでもう少し下っていくと、ここよりは咲いているところをあるみたいですよ」なんて教えてくれた。   
 その後も、この方が水辺の事やら”つくし”の事やらを教えてくれたりで、そう言えば以前ここでは同じように懇意にしてくれたおじさんが居たっけ、なんて、そんな撮影現場での出会いの一コマにほっこりとし、「それじゃ(また)」という感じで別れた。

 なかなか気持ちのよい撮影の始まりであった。

 教えて頂いた通り、道を下っていくと果たしてやはり先ほどのところよりも咲きっぷりがよかった。

 私が毎年撮影しているところからほんのちょっと来たところで、この辺りは来た事がなかったのでなかなか新鮮な光景でもあった。周りに広がる風景や家々もちょっとばかし違って見え、ここはここでよかった。

 先ほど言葉を交わした方も熱心に河津桜を撮影していた。マクロレンズで撮っているのだろう、かなりの接写っぷりで私に気付くことなく撮影に熱中しておられた。一体どんな写真が撮れたのか気になるところでもある。

 更に暫く歩いていると水辺に人だかりが出来ている。何事かと見てみるとそれはカモの親子であった。そうか、桜にばかり気を取られていたけどもうそんな季節だと今更ながらに気付いた。

  ここいら辺りは水辺の遊歩道になっていて、散歩に来ている人やジョギングに来ている人、そして近くにバイク屋があるせいかヘルメットを片手にした人などなど皆一様に集まってカモの親子を眺めている。

 - ある人は歓喜の声を上げたり、ある人はがんばってカモに近づいて写真を撮影しようとしたり、又ある人は子どもと一緒にうっとりと眺めたりなどなど - そんな光景は当たり前だけど、とっても平和だなぁと思わせてくれる光景であった。最近のTVの中で流されている出来事とあまりにもギャップがあり過ぎて、頭の処理が追いつかなくなるようでもある。

 水辺のカモの親子の姿も和やかであり、それを取り囲む全ての人達、今、この時が平和であるからこそ皆で共有できる時間でもあり、そんな平和な時間をありがたく思うと同時に、世界でもまた平和な日々が一刻も早く訪れて欲しいと願った時間でもあった。

 水辺に咲く梅は満開でした。

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