弘前れんが倉庫美術館、さくらまつり

 2020年夏にオープンした弘前れんが倉庫美術館、主に現代アートの作品を紹介しており、これは是非行かねばと思った折のコロナ禍での行動自粛、しかし、この春ようやく行く機会を得て訪れてきました。

 こちらは明治・大正時代に建てられ現在は使用されなくなっていたシードル工場を再利用しての美術館。
 シードルとはなんぞや?と思う方の為に説明しておくと、シードルとはまぁ、りんごを発酵させたお酒の事であり私もこのシードルに何年か前からちょっとばかしはまっていたりする。
 そう、弘前と言えばやはりりんごが有名どころで、ただの果物として食するりんごだけでなく、弘前市や青森市ではこのシードルをよく見かけます。

 さて、この美術館、できる限り現存の形を残しての改修らしく、本館のコンセプトは「記憶の継承」 - そのコンセプトに沿うような作品も各所にあり、とっても素敵な美術館でした。

 私が訪れた時期に開催されていたのは「りんご宇宙」と銘打たれたこれ又、弘前と縁がありそうな展覧会名で美術館に入ると直ぐに奈良美智さんの白い犬 - 「A to Z Memorial Dog」がお出迎え

 展示室に入る前にジャン=ミシェル・オトニエル氏のりんごにインスパイアされた作品、 「エデンの結び目」が展示されており、それを横目に早速中へ。この作品はなかなかよかった。

 会場内にはメインビジュアルにも使用されていたネオンを使用した作品 - 「Drawing in Light(and time)…suspended」(ケリス・ウィン・エヴァンス)や壁面には谷川俊太郎さんやスティーブ・ジョブスの言葉など素敵な作品が沢山散りばめられておりました。

 そんな中でも興味深かったのは和田礼治郎さんの特殊な技法を使い琥珀色に染め上げた広島や沖縄、ニューヨークの風景写真(この中に長崎が無かったのがちょっと残念!)や笹本晃さんの「スピリッツの3乗」というダクトを使用しそこから外の空気を取り入れボトル型のガラスに入ったグラスを揺らす事で、かつてこの場所に存在していた人々の気配を喚起させるという作品なんかは特に良かったですね。

※ここに書いた作品全て撮影した訳でもないので、興味ある方は実際に足を運んでみるか、ネットなんかで探してみてください。

 美術館はとっても素敵な空間だったけど、ミュージアムショップや気軽な感じのカフェがなかったのがちょっと残念。(美術館の隣のもう1つの倉庫跡はレストランになっていたんだけど、ちょっと気軽に、と言う感じでもなかったかなぁと。)
 まぁオープンしたばかりだし、そんなところも今後に期待です。

 外に出ると来た時とは打って変わっての青空。昨日弘前に着いてからはずっと曇りだったのでちょっとばかり嬉しい。弘前は昔ながらの古い建物が沢山あり、レトロな感じがとてもかわいい町ですね。

 お昼は4年半前にも訪れた蕎麦屋の「高砂」さんへ。ここの蕎麦はとっても美味で、蕎麦も美味しいのだが、エビがぷりっぷりでとても美味しく今回もまたまた訪れました。

 蕎麦を食べた後は、前回は建物だけ見て中に入る時間がなかった弘前のスターバックスへ。とっても素敵な建物で前回は立ち寄る時間がなく断念したところで、今回は(かなり時間もあったので)、滞在中の2日間共訪れて、のんびりと中で本を読んでいました。

 結局のところ弘前に行ってもあまり普段と変わらない生活を送っていた感じ。

 スタバでしばし読書を堪能した後は、近くの弘前旧図書館(ルネッサンス様式のとっても素敵なレトロ建築)を見学し、弘前城のさくらまつりへ。今年は開花が早かったので、ちょっと散り気味でしたが、桜の種類によっては丁度真っ盛り、というものもありました。

 様々な種類の桜やチューリップなどまさに百花繚乱、そして東北でよく見かけた紫色の花 - こちらはムスカリという名の花も咲き始め、この花を見るにつけ何だか北国を連想させる、そんな花でした。

 東北にもようやく遅い春が訪れてきているようでした。

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