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 ダブル・ファンタジー ジョン&ヨーコへ

 - 六本木にあったスヌーピーミュージアムの事は知っていたが、結局1度も訪れる事なく何処かへ移転したらしい。(調べてみたら南町田へ移転したようだ。)

 その後、ソニーミュージック六本木ミュージアムと言うちょっと長い名前に変更になり、ここで来年の1月11日まで”ダブルファンタジー ジョン&ヨーコ”が開催中だ。  

 最寄駅は六本木かと思っていたら麻布十番からも歩けるらしく、普段殆ど行く事のない麻布十番からこのミュージアムを目指した。
 鳥居坂と言うなかなかの急坂を登りきるともうミュージアムに直ぐに到着 - 思ったよりも早く、そして何の前触れもなく目の前にミュージアムが現れたので、まさに忽然と目の前にミュージアム - JohnとYokoが現れたかのようであった。

 当然の事ながらとでも言うかこれまでJohnの事は割りと知っていたけど、オノ・ヨーコに関してはそれ程知識もなく、作品もあまり見たことなく - 唯一実際に見た作品と言えば青森にある十和田現代美術館にあった念願の木ぐらいかもしれない。唯一と書いたが、あの時、この念願の木という作品を見た瞬間、何故だかオノ・ヨーコの作品だと思ったのを覚えている。記憶の刷り込みというかイメージ的なものからオノ・ヨーコを想像したのであろうか。

 今回の展示は2人の生い立ち、出会い、そして・・という感じで展示が続いていくのだが、オノ・ヨーコの言葉も各所に散りばめられていて、かなりぐっと来るものが多かった。きっとJohnもヨーコのそんな言葉とか人間性に惹かれたのだなぁと妙に納得してしまった。

 JohnとYokoの二人が出会ったきっかけとなった作品<天井の絵> - オノ・ヨーコの作品をあまり知らなかったと言ってもこの作品の事についてだけはさすがに知っていた。
 確か、あれはもう20年以上も前にJohnの命日である12月8日にさいたまのスーパーアリーナで行われたジョン・レノンスーパーライブと銘打たれたライブ(日本の色んなシンガーがジョンの唄を歌うというコンサート)に友達と出掛けた時の事、 - あの日は季節はずれの大雪だった - 友達が教えてくれた二人の出会いの<天井の絵>、その話を聞いて、私は勝手に梯子と屋根裏部屋みたいな作品を想像してて、梯子を上った先にある屋根裏部屋に”YES”と書かれていたと思っていたが、今回初めて作品を見て、梯子ではなく脚立、そして屋根裏部屋でなく、天井から吊り下げれた1m弱四方の天井、という事が分かった。

 確かにここに小さく”YES”と書かれていたらグッとくるものがある。

 そして作品はアムステルダムとモントリオールにて二人で行ったベッド・インへ、更には息子ショーンの誕生後の2人のとても愛に溢れた素晴らしい時間の展示、と言うか空間そのものが愛に溢れていました。今年の初めに軽井沢の鬼押し出し園で見たジョンとヨーコ、そして幼い頃のショーンの写真も展示してあったりと懐かしかった。その時の鬼押し出し園の記事はこちら

 最後はImagine Theatreへ
 本当に愛に溢れたジョンとヨーコ、そしてショーンとの生活、その生活が一瞬にして奪われてしまったと言うのが実に悲しい。

 色んな事があった2020年、ジョンがもし生きていたらどんなMessageを我々に与えてくれたのであろう。

 そして、何よりも自分としては今回オノ・ヨーコの人となりを知れる展示でもあり改めて2人の素晴らしさを感じられる空間でした。

 最後会場を出るとオノ・ヨーコの作品 - Wish Treeのある部屋へ。みなそれぞれ2人への想い、平和への祈りや想いをこのWish Treeに託していました。

 とても平和と愛に溢れた展覧会、ぜひ、おススメです。

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