太田市美術館・図書館で「原倫太郎➕原游 バベルが見る夢」を見る

 2025年11月22日(土)から2026年1月18日(日)まで開催中の原倫太郎さんと原游さんによる「バベルが見る夢」を群馬県東部の太田市美術館に観に行って来た。

 今回は私の知人でもあり作家の原倫太郎さんと共に出掛けて来たので、作品や展示構成に至るまでの話なども作家本人から直接色々と伺うこともでき、そういった意味でもより一層展示を楽しむことができた。

 今回は車で出掛けたので横浜から東北道に乗り一路群馬へ。見事な快晴だ。

 横浜からは約2時間半で群馬県の太田市に到着。

 ここにはスバルの工場があるらしく駅周辺には外国人従業員の姿もちらほらと。駅前にはお店が数件ある程度でその内の1つでまずは昼食を頂く。外国人従業員向けのお店なのか、メニューはインド、ネパール、そしてインドネシアのミックスだ。ここで私はナシゴレンを頂いてきました。

 美術館もこのお店、というか駅前すぐにあり、電車で来た場合は駅から歩いて1分という立地の良さ。

 今回、原さんたちは螺旋状の構造になったこの美術館をバベルの塔に見立て、3フロアーに渡り作品を展開。

 まずは1階の「浮遊する夢」へ ー

  白を基調とした空間で、絵画、そしてボール転がり続けていくというインスタレーションを楽しめる部屋で、エッシャーの版画を思わせる階段、永遠性というのを感じさせてくれる空間でした。

 2階に至るまでの通路には地元の小学生たちとのワークショップで制作された「美術館・図書館の守り神」が展開 ー

 制作されたお面を思わせる絵画、そしてワークショップの模様を撮影した映像などの展示があり、制作過程なども知れて楽しめました。

 2階には「真夜中のやまびこ」と題した影をテーマにした作品を展開。

 夢をテーマにしたイメージらしく灯籠が映し出す映像は幻想的で、音楽ユニットのpopi/jectiveさんによる楽曲もよかった。

 部屋にはベッドチェアーも置いてあり、寝っ転がって作品を鑑賞することもでき、正に「夢」の世界に入り込める空間になっており、ここでしばし微睡(まどろ)む。

 3階では「ロゴスの庭/リミックスワードの世界」を展開 ー

 こちらは体験型の作品で、言葉が書かれた積み木を自分で組みわせ詩を作成し楽しむというもので、これがなかなか楽しめた。そして周りの人たち ー 特に子供たち ー が楽しそうに積み木を選んで、言葉を紡いでいる光景がとても印象的でした。

 そんな訳でじっくりゆっくりと作品を堪能。

 建物内には展示室の他に図書館も併設されており、最後は図書館も巡りながら、そしてこの先はどこに繋がっているのだろう、なんて事を思いながら館内を散策していたら、さすがは螺旋状の造りのためか、1階へと抜け出れるちょっと不思議な体験でした。

 1階にあるカフェでは今回の展示作品とのコラボレーションメニューでもある「真夜中のカフェラテ」を頂いてきました。動物の絵が描かれて素敵なカフェラテで見た目にも楽しめた。

 
 3フロアーに渡り展開された今回の展示は、各フロアー毎で作品の感じが全て違っていて、色々と楽しめるという良さもあり、見応えある作品ばかりでした。
 
 美術館自体も素晴らしく、こういった建物(美術館、図書館、カフェが一体となった建物)が家のすぐ近くにあればなぁなんて思ったりもした、そんな美術館でした。