ソメイヨシノ 2022、そして上野も百花繚乱

 
 今年の冬は寒い期間が長かった気もするが、4月も2週目に入りようやく本格的な春が訪れたという感じ。うちのご近所のソメイヨシノの桜たちも3月終わり頃からぽつぽつと咲き始め、今年は写真抜きでぶらっと散歩しようと思っていたのだが、やはり少しは写真に残しておこうと思い直してから束の間、晴れの日が少なくなり、しかも寒の戻りや雨の日もあり結局、青空バックにソメイヨシノを、という写真を撮り逃し、花冷えの写真ばかりになってしまった。

 それにしても寒の戻りは悪い面ばかりでなく、そのお陰もあってか今年は満開後に数日で一気に散ることなく、葉桜に混ざりまだまだ木々の上の方にはピンクの花が残り、例年より長い期間我々の目を楽しませてくれている気もする。

 うちの近所での撮影はこれ位にして、週末に多摩川沿いにでも出掛け、ぶらっと更に撮影しようかと思っていた矢先雨に降られ結局は多摩川沿いの桜は今年は撮るどころか見逃してしまった。


  ー 過日、東京駅に野暮用で出掛けた折、遠方より友達が来京、聞くと御徒町に居るというので、「そこまでなら10分で行けるよ」と予定を済ませた後少しばかり足を延ばし会ってきた。

 会ってお茶して話して、さてやる事もなくなったので、折角ならばと上野公園まで行ってみる事とした。思えば御徒町の駅に降り立った時からもの凄い数の人出で、よくよく思えば、上野の桜を愛でる為に沢山の人で賑わっていたのかもしれない。

 上野公園を訪れる時はいつも上野駅で降り、そのまま国立西洋美術館を横目に見ながら園内に入って いくので、今回御徒町方面から何となしに上野方面に歩くといつもと違った風景が目の前に広がった。 - 大きな水場というか池がある。そうか、不忍池は勿論名前は知っていたけど、訪れるのは意外にも初めてであった。

 湖には様々な形のボートが浮かび、みなそれぞれに楽しんでいるようだ。湖内はそんなボートで大混乱状態。乗り場もずらっと行列が出来ていたが、ボートの上から眺める桜というのもまた一味違った趣があって良さそうでもある。

 今更であるが、上野に桜の時期に来たのは初めてでである。ここはソメイヨシノだけでなく、色の濃いピンクの花々を咲かせた桜など咲き乱れ、正に春の訪れを告げていた。

 不忍池をぐるっと半周すると見慣れた上野公園の風景に出くわした。なるほど今までこの池周辺は訪れた事がなかった訳であるが、この度の友達の訪問のお陰で新たなスポットを知る事ができ感謝である。

 大体がいつもこの辺りを訪れる時は美術館に行く時が多く、見終わってからはそれなりにちょっぴり疲れており、園内を色々と回る気力もなかったりするもので、有名な寛永寺すら訪れた事がなかったのでこの機会にと訪れる事とした。

 寛永寺周辺にもソメイヨシノだけでなく、枝垂れ桜、そしてピンクに混ざって鮮やかな朱の花を咲かせている桜などなど咲き乱れ正に百花繚乱状態であった。

 例年だったらブルーシートを敷いてそれなりに騒がしくなる場所でもあろうけれど、近年はそんな事もなく、ゆっくりと散策しながら桜を愛でることができて、これはこれでいいのかもしれない、そんな事を思った桜の季節であった。

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