沖縄本島巡りと那覇的スナップ写真

 那覇2日目 - 梅雨入りした前日そのままに本日も曇りのち時々雨、そんな天気だ。

 この日は那覇の友人が車を出してくれる事になり2人で出掛ける事となった。沖縄本島一周というプランもあったけど、このすっきりしない空模様の中1日中ドライブしてもしょうがないだろうという事で、先ずは以前からずっと行ってみたかった宜野湾市にある佐喜眞美術館へ。
 
 佐喜眞美術館は普天間基地の内部に入り込むにようにして建っている美術館だ。この美術館には丸木位夫妻(丸木位里さん、丸木俊さん)が描いた「沖縄戦の図」(400x850cm)の巨大な絵画が収蔵されておりこの度、遂に見る事ができた。

 その他、企画展として「上條陽子とガザの画家たち 希望へ・・・」の作品も展示されており、上條さん、そしてパレスチナの作家達の作品も鑑賞してきました。

 館内は撮影禁止でしたが、建物外観と屋上部分は撮影可能という事で、屋上部分に上がってみることに。青味掛かったグレー色の屋上に到達すると、そこから更に先へ(上へ)と繋がる一直線の階段がある。
 - まずは6段、そしてその後23段の階段を上がり建物の1番上の所へ行く事ができ、これは「慰霊の日」の6月23日に合わせた段数とのことだ。そして、その6月23日には丁度、階段の向こう側から夕日が差し込むように設計されているとの事でした。

 美術館回りにはこの時期らしくテッポウユリが沢山咲き誇り、沖縄戦について、そして平和について考える事のできる素晴らしき美術館でした。

 美術館を後にし、この後はぐーっと一気に南下し南城市の知念岬公園へ。

 降ったり止んだりを繰り返していた空模様だったけど、公園に着いた時は今日1番という位雨が激しく降り出し岬の向こうに広がる久高島は見る事はできず。もし天気がよかったら絶景なんだろうなぁなんて思うとちょっと残念、そして人気もなくぽつねんと佇むハートを取り混ぜたCHINENのカラフルな看板が寂しさをより一層際立たせていた。天気が良ければきっと沢山の人で賑わっているのかと思うとこれまた残念。

 お次は知念岬からほど近い百名ビーチへ。ビーチ手前に広がるガジュマルの木々というか、大地に張巡らされた根の部分が凄まじく圧巻!そして、この時タイミングよく雨も上がり、海の向こうにうっすらと久高島も見る事できました。

 百名ビーチのすぐ隣にある新原ビーチへ移動。ここにはネパール人が経営する「食堂かりか」というお店がありカレーをいただけるという事で、お腹も空いてきた事だし、時間的にも丁度よくランチタイムとすることに。

 外に並べられたテーブルとイスは白を基調とした作りでなかなかのセンスの良さを感じる。海のない国 - ネパール - から来たというのに、この海岸沿いに作られたお店のセンスの良さはどこから着想を得たのであろうか。私はエビのカレーとチャイを頂き、どちらもとても美味でした。

 それにしてもネパールから来て、こんなに毎日毎日、海ばかり見ている生活というのはどんなものなのであろうか。たまにヒマラヤのような山々を見たくなったりしないものなのであろうか、なんてそんなどうでもいい事を考えながら、ここでは暫くのんびりと過ごしてきた。

 最後は糸満市の沖縄平和記念資料館へ - ここもずっと来たかった場所だ。敷地も施設内も長崎の原爆資料館に比べると遥かに大きく驚いた。長崎の原爆の日の事は小さな頃から学校などでもよく聞かされていたことだけど、沖縄戦の事となると知識不足な点もあるので、まずは知る事が大事とばかりにここで今回、沢山の新しい事を見聞きできてよかった。

 展示数も膨大で、全て見て回るのに2時間位掛かりました。資料館内の出口から出ると、そこからは窓越しに沖縄南部の荒れた海が見えそんな事も何だか悲しげな景色に見えた。

 敷地内には子供の日に合わせ、沢山の鯉のぼりの演出も。

 糸満からは那覇空港近くの瀬長島を経由して那覇市内へ戻る事に。 - 天気がよければ瀬長島でちょっとぶらつきながら間近に迫る飛行機なんかを見て時間を過ごすのも面白かったかもしれない。

 ー こんな感じで急ぎ足だったけど、本島を巡った写真をざざっと紹介。梅雨時の沖縄の景色もしっとりとしていて、それほど悪くないと思える1日でした。そしてお次は、那覇に朝夕に撮影した写真をちょっとだけ紹介。

 夜は安里駅近くの栄町でちょい飲みのはしご - ミャンマー料理屋、台湾料理で1杯ずつのんで、その後、国際通り近くに戻り、三線を習っている友人のお師匠さんが営むお店で、泡盛片手に三線の生演奏を聴く。ごく自然に三線の音色が響いてくるのは実に沖縄らしい光景だ。

 最後は、宮古島出身の方が営むお店へ。カウンターにずらりと我々も含め7名のお客さん - その内の4名(実に半数以上!)が三線を弾いたり、唄を歌う事ができるという具合。

 店内の内装には特別沖縄感を出している訳ではなく、那覇のどこにでもあるような内装だけど、そこから醸し出される雰囲気みたいなものはやはり沖縄の空気そのもので、実に(当たり前だけど)沖縄らしい夜であった。

 泡盛片手に客人それぞれが爪弾く三線の音色にうっとりと聞き惚れ、そんな風にして那覇での夜は更けていく。

 八重山から始まった私の旅もこのような感じでそろそろ終わり、今回もいい旅、できました。

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