MOA美術館にて、北斎 冨嶽三十六景

 再びの熱海である。6月に訪れて以来、熱海は交通の便がよいので日帰りでも行けるなぁとおぼろげながら日々思っていたり、温泉にもゆっくり浸かりたいなぁとの思いもあり10月の末に日帰りで行って来た。天気も秋晴れ、ちょっと旅するには持って来いの1日であった。

 前回も訪れたばかりの熱海美術館こと - MOA美術館 - 後々公式サイトやら他の人がアップしたインスタの写真を見ているとどうやら前回、美術館内でも訪れた事がない箇所や見逃したものがある事が判明。 - 開催中であった「北斎 冨嶽三十六景」鑑賞とも合わせ今回の再訪となった。こちらの展示は11月10日(火)までのようである。

 朝早く横浜を出発し、今回も踊り呼号で行こうかと思っていたが、早く駅に着いた為、ローカル線のアクティがやって来たのでこちらに乗り込んだ。前回の帰りもアクティを利用して思ったよりも空いていたので、との思いだったが、今回は前回よりも混んでいた。美術館のチケット売り場もなかなかの列が出来ておりどうやら人々の移動は6月よりもかなり活発になってきているようだ。

 今回も前回同様の快晴、ヘンリー・ムアの彫刻がある通称ムアスクエアからも絶景の相模灘、そして遠く大島まで見渡せる。そもそもが今回は日帰りなので、その日の天気を見ての出発となった訳でもあったんだけど、ホントにいい天気 - 熱海日帰り日和であった。

 最初に前回見逃したものと書いたが、その1つが黒と赤の漆で塗られたメインエントランス。こちらは前回美術館を出る時に手にしたパンフレットに写真が載っており1Fでバスを待っている間に発見したのだが、今更またメインエントランスに戻って・・・という事で断念したものだ。メインエントランスに戻るには長い長いエスカレーターに乗って美術館の2Fまで行かなければならないからだ。
 
 因みに何故これを見逃していたかと言うとメインエントランスの内側、つまり建物の内側にあるからだ。要は外側からの見た目は普通の茶色い扉なのだが、入った後に振り返って見ないと見る事ができない訳で、そんな事を知らないと普通そのまま進んでいくので、見逃すという事になる。なので、みなさんもいつかMOA美術館を訪れた際は、外からメインエントラスを抜けた後、一旦振り返ってみてください。そうするとこの漆塗りの大扉を見ることができます。デザインは杉本博司氏によるもので桃山時代に流行した「片身替」をイメージしているものらしい。

 そしてもう1つ見逃していたというか、訪れていなかった場所が茶の庭と呼ばれるエリアである。
 こちらもパンフレットを見るときちんと書かれているものなのであるが、いかんせん私は事前に色々と調べたり見たりするのが嫌いな性質(たち)で、旅なんかでもロクに色々調べず出かけて行って(事前に情報を入れるのが好きでないというのもあるのだが、ガイドブックに載っている写真なんかを先に見るのが嫌なのである。)、帰って来てから訪れた場所をちゃんと調べたり、その場所の全体の像をイメージしながらそこにまつわる文章を読んだりしながら、知識を深めていくのが好きという事もあり事前に必要最低限の事しか下調べをしないのであるが。。

 - なので当然ながら後々になって、見逃した箇所があったり、友達と話していて「そこ行ったのに、それを見てないとは・・・」という話によくなったりするのである。
 しかし、それはそれで別によくって、逆に色々調べすぎてそれにガチガチに縛られて旅するよりは、見逃したからこそ見ることができたものもある、そしてだからこそ、そうやって見られたものの方が自分にとっては大事だと思うし、あくせくと動き回るよりその土地でのんびりと過ごす時間の方が大事と考えるからである。

 今回は茶の庭と冨嶽三十六景に狙いを絞っての再訪、MOA美術館となった。茶の庭にはお店も幾つか入っており、その中の1つ、そばの坊というお店で粗引きの蕎麦と十割そばのあい盛り蕎麦を頂いてきました。

 茶の庭は美術館のちょっと外れというか、奥まったところにあるので見逃したようである。それ程広大でもないけど美術館内にこんな素敵な空間や食事するところがあるなんて熱海市民がちょっと羨ましい。
 
 折角なので美味しいお抹茶も頂いてきました。

 さて、冨嶽三十六景である。今回は三十六景、つまりは三十六枚にプラスして裏富士と呼ばれる十枚をプラスしての四十六景、よく知っているものから、多分初めて見るんじゃないかなと思われるものまで、四十六枚もあったけどあっと言う間に見終わってしまった。

 繊細且つ大胆、さすが画狂老人、北斎である。

 あとは海でも見て温泉に浸かって帰ろう - と思い一旦海へ。街中も人出は前回の倍以上というか5,6倍はあったんじゃないか、という位賑わっていました。あまりの陽気で、結局はこのまま帰るのが惜しくなって1泊しようかなという気になり、前回宿泊したゲストハウスに行ってみたが生憎の満室で泊まる事はできなかった。 - しかし6月の時点では宿のオーナーさんもこの先お客さんがどうなるか心配していたようだったけど、賑わいが戻ってきているようでそれはそれで良かった。

 結局のところ、泊まりで行ったら次回は日帰りでいいかなと思ったけど、日帰りで行ったら行ったでやはり泊まりたくなるという、、また今度行く時はやはり1泊位してもいいかなと思える熱海の旅でした。

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